【SEPTA】フィラデルフィアのトロリーの乗り方、料金、治安について

ペンシルベニア州には、「SEPTA」と呼ばれる南東ペンシルベニア交通局が運営する公共交通機関があります。
SEPTA Key Cardを購入すると、バス、トロリー、Regional Rail、地下鉄と全てで使えます。
前回、フィラデルフィアのバスの乗り方についての記事を紹介しましたので、今回は、路面電車(以下トロリー)の乗り方についてお伝えします。

現地に住む日本人で、トロリーを利用している人はほとんどおりませんが、駐在で来られる方など、現地ではじめは車を持たずに移動せざるを得ない場合など、参考にして頂ければと思います。

2021年11月現在、トロリー乗車中はマスク着用が必要です。
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目次

フィラデルフィアのトロリー

道路にレールがあり、車と一緒に走っています。10,11,13,15,34,36,101,102番のルートがあります。
時間通りには来ないことが多いですが、バスと同料金で毎日運行しています。
私は、郊外⇄ダウンタウンの移動や、ダウンタウン間の移動に、よく利用しています。

ダウンタウンは、駐車場がなかなか見つからなかったり、人通りが多くて、運転が怖いから、あまり車で行きたくないよ。。。

トロリーの乗り方

SEPTA Key cardを入手する

SEPTA Key cardが購入できる場所
・SEPTA Fare Kiosk
・SEPTA Sales Office
・Retail
購入場所 HP https://www.septakey.org/info/buy-load-locator

購入後、オンラインでカード情報を登録します。
クレジットカードと紐付けできるので、例えば$20ごとに自動チャージしてくれるので、便利です。

トロリー運賃

SEPTA Key cardを使用する場合、1回の乗車で$2がタップすると自動的に引かれます。
現金の場合は、1回の乗車で$2.5支払います。

現金の場合、両替不可。運転手がお釣りを出すことはできません。

トロリーの停留所へ行く

私は、普段目的地に行く時は、「Google map」で目的地を入力し、公共交通機関のマークをクリックして、バスの時間と停留所をチェックします。
バスの現在地や遅延時間も表示されます(運転手さんが更新を忘れていなければ・・・)
駅の構内の場合は、行き先がwestboundか、eastboundなのかなど、行き先の方向をチェックして、停留所で待ちます。

SEPTAのアプリをダウンロードして、同様に検索することもできます!

トロリーに乗る場所が、駅の外の場合

 

たまに通り過ぎられることもあるので、自分がひとりの場合などは、手を挙げたりして「乗ります」アピールをします。
前のドアが開くので、前から乗車し、SEPTA Key cardをタップ or 料金箱で運賃($2.5)を入れます。

トロリーに乗る場所が、駅の構内の場合

駅の構内に入る際に、日本の電車のように改札があるので、そこでカードを1回タッチします。
そこで精算されるので、トロリーに乗る時にはタッチしなくてよくなります。

2回タッチすると、2回分の運賃が引かれてしまいます。私も過去に2回タッチしてしまいました。。。

 
前からでも後ろからでも乗れます(一度駅の構内の改札でタッチをして、料金を支払ったことになるので)

トロリー乗車中

 
平日の日中は割と「普通」です。
トロリー利用者は、黒人8〜9割、アジア人0〜1割と行った感じです。
車内放送はないので、Google map or SEPTAアプリで現在地を確認します。

降車時

降りる場所の前の停留所を過ぎたあたりで、窓際にある、黄色のヒモを引っ張ります。
→電光掲示板に「Stop requested」と表示されます。

オススメの時間帯

夜にかけて暗くなると犯罪率が上がり、トロリー内でも喧嘩が起きたりします。
明るい時間帯で、午前〜午後にかけては通勤者や女性も多いので、そこまで怖くないです。

座る席はどこが比較的安全か?

座る位置は、真ん中〜前の方(ドアから近すぎない位置)がオススメです。
経験上、独り言を言っていたりする人は、後ろの方に座る傾向があると思ったからです。
前や後ろのドア付近は、喧嘩が起こった際などに巻き込まれやすかったり、声をかけられやすい傾向にあります。

現地の人達でも、女性陣はまとまって、真ん中〜前の方に座る傾向がある印象です。

治安の悪い地域を通る場合

私が利用していたトロリーは、West phillyと呼ばれる、治安のよくない地域を通ります。
乗客はほとんどが住民ですが、下記のような人に出会うこともあります。
渡米したての頃は、一番後ろの席に座り、外の景色と乗ってくる人を見ながら、ビクビクしていました。

・ 音漏れが大きすぎる
・ラップを歌っている人がいる
・ずっと見てくる人がいる(アジア人が珍しいから?)
・イヤホンで電話をしていたり、独り言を言っていたり、声が大きい人がいる
・草のにおいがすることがある

危険を察知した時は?

私もトロリーに乗った初期の頃は、ゴミを投げながら近づいてきて、ずっと独り言を言っている人や歌っている人が隣に座ってきたりしました。
そんな時に限って、トロリーのトラブルでトンネルの中で停まったり・・・
ですが、徐々に慣れてきて、遠目からみて、「危害を加えてくる恐れがある人かそうでないか」は何となく察知できるようになってきました。

座る位置は、その時々で臨機応変に、危険を感じたら早いうちに離れた方が良いと思います。

トロリーの良いところ

時間間隔がそこまで開かずに走行しているので、乗り逃しても次のトロリーを待てるところ。
・街中だと利用客も多く、比較的安全で、利用しやすい
・車掌さんが近くにおり、防犯カメラも何個かあるので、地下鉄のような閉鎖空間に比べたら安心。

トロリーの残念なところ

・外では一般道路を走行するので、前の車がトロリーレーンを遮っていれば進めず、遅延することがある。
・時間通りに出発しなかったり、来ないこともあるので、時間が読めない(アメリカあるある・・・)

気をつけたいポイント

乗り換えが必要なスポットは、あらかじめ治安を確認した方が良いと思います。
治安については、別記事で紹介しようと思います。

公共交通機関を利用した、病院へのアクセス方なども、事前に調べておくことをおすすめします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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