【2022年】アメリカでの車の衝突事故後、Total loss(廃車)の決定と手続き

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こんにちは!シロックマ(@shirokkuma_pa)です!

前回までの記事で、アメリカでの車の衝突事故直後の対応、警察と保険会社とのやりとりについて、ご紹介しました。

今回は、その後の保険会社とのやりとりで、Total loss(廃車)となることが決まりましたので、その様子や手続きについて、ご紹介します。

これまでの記事を簡単にまとめると、

  • 相手の信号無視による交差点での車の衝突事故
  • 相手が逃亡したため、相手の情報なし(ナンバープレートの写真はあり)
  • 警察でPolice reportを作成し、Case numberを割り当てられた
  • 自分の保険会社と連絡
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目次

事故処理後の流れ(自分の保険を使う)

サブロゲーションクレーム

Claimは、相手方、自分の保険会社に行いますが、今回は、相手方の情報がないため、自分の保険会社で対応してもらうことになりました。

やりとりは、主に保険会社(8割位、英語)、日本語が通じるエージェント(保険会社とのやりとりで困ったことがあった時、2割位)でした。

Adjuster(担当者)が割り当てられる

保険会社のAdjuster(担当者)が割り当てられ、その方と主にメールでやりとりをして、困った時には、日本語の通じるエージェントに仲介してもらいました。

基本的に、「Police report」の「Case number」を通して、保険会社がTracking(追跡)ができるようです。

事故車の修理の見積もりを受ける

修理工場まで、Towing(レッカー車で牽引)で、修理工場に持っていってもらい、修理費用の見積もりをしてもらいました。

Towingの手配は、保険会社が全て行ってくれました。

修理の見積もりの金額が、市場価格を上回った場合に、廃車(Total loss=全損)となります。

廃車(Total loss)とは?

修理費用<市場価格の場合

修理費用は、保険会社が負担することになります。

修理費用>市場価格の場合

自動車が修理不可能、または、修理できるものの、修理費用が自動車の市場価格に近いか高い場合、廃車となります。他にも、修理を行っても、安全な走行に問題が出る場合、廃車となることもあります。廃車となる場合、査定価格分の小切手が支払われます。

市場価格は、車の年式、車種、走行距離、車の状態などで決まってきます。

うちの場合は、廃車の査定となりました。

廃車(Total loss)の手続き

廃車になった車と査定価格

うちの車は、ToyotaのCamry 2012で、走行距離は10万マイル以上、中古車のディーラーから購入し、購入金額は10000ドルでした。

うちの車の破損は、フロント部分のバンパーの変形がありました。

今回のTotal lossにより、13000ドルの査定となり、小切手が送られてきました(購入時より高い!)

自動車の処分は、保険会社が行う

保険会社が、自動車を処分するため、自動車の所有権を保険会社に譲渡する必要があります。

その際に必要になるのが、自動車の所有権の示された「Certificate of title for a vehicle」の紙で、購入時にもらっているものです(重要書類

州ごとに違いますが、ペンシルベニア州の場合、以下の形式です。

https://messengerserviceinc.com/index.php/pa-vehicle-services/duplicate-vehicle-title

Certificate of title for a vehicle」にサインをして、保険会社に送りました。

その後の保険料に影響したか?

うちの場合は、1年以上無事故だったため、信用(Credit)が上がっており、むしろ保険料が下がりました。

中古車購入の価格より、高い金額での査定で、相手の保険を使えなかったものの、自分の保険料も下がり、意外な結果でした。

小切手が送られてくるまでの流れ

必要な手続きは、全てAdjuster(担当者)から連絡があり、対応をしました。

STEP
修理工場に持っていかれる

Towing(レッカー車)の手配は、保険会社にしてもらえました。

STEP
Total lossの連絡(1週間後)

Total lossの連絡があった後、修理工場に行き、車の中の個人的な物や、Number plateなどを回収しに行きました。

STEP
小切手が送られてくる(1週間後)

査定価格の分の小切手が送られてきました。

対応の仕方や流れについては、保険会社や状況によって異なると思うので、自身の保険会社に確認を取った上で対応してください。

感想

相手方の情報がなく、相手が無保険だったかもわかりませんが、自分の保険会社で対応してもらえてよかったです。特に、困った時には、日本語の通じるエージェントに介入してもらえてよかったです。

自分の保険を使うことになりましたが、もし相手の保険を使うことになった場合(相手方が責任を認めた場合になりますが)、相手方の保険会社に電話で連絡を取ったりなどのやりとりを全て行わなければならず、大変そうだと思いました。

まとめ

アメリカでは、交通事故に巻き込まれないことが一番ですが、運転マナーの悪い人や、煽り運転も多く、簡単に運転免許を取れることもあり、事故に遭遇する可能性はゼロではないと思います。

うちの場合のご紹介にはなりますが、万が一の対応として、ご参考にして頂けると嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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