こんにちは!シロックマ(@shirokkuma_pa)です!
2021年11月に、ペンシルベニア州ランカスター郡にある、アーミッシュ村に現地の友人達と行ってきました。
ランカスターはアーミッシュを目的に、毎年多くの観光客が全米から訪れています。
日本では、アーミッシュの人々や生活に触れる機会はなく、とても貴重な経験ができますので、オススメの観光場所です。
アーミッシュとは?
アーミッシュは、18世紀頃に信仰の自由を求めて、ヨーロッパからアメリカ合衆国のペンシルベニア州、カナダのオンタリオ州などに移住したドイツ系移民の宗教集団です。
移民当時の自給自足の生活を、今でも守り続けています。
アーミッシュの人口
アーミッシュには平均7人の子供がいて、人口は増え続けています。
現在は約30万人以上となり、その約15%がペンシルベニア州・ランカスター郡で生活しています。
電気を使用しない自給自足の生活
主に農耕、牧畜による自給自足の生活を行なっています。
現代でも、彼らは電気を使用しないため、冷蔵庫など家電製品をもたず、電話やパソコンなど通信機器も持っていません。
移動はバギー
アーミッシュは車を所有することは認められておらず、移動はバギーを使用します。
△の印は、バギーの印です(ランカスターで車を運転する際は注意してください)
独特のスタイル
アーミッシュの服装は独特で、男性はシャツにサスペンダー付きのズボン、女性は無地の寒色系のワンピース、髪の毛を隠すためのボンネットを身につけています。
Kitchen Kettle Village
11月は最高気温が約12℃、最低気温が1.6℃で少し肌寒いですが、雨も少なく過ごしやすいです。
私たちは、ランカスターの観光名所である「Kitchen Kettle Village」というところに行きました。
交通手段
フィラデルフィアからは車で約1時間強、ニューヨークからは車で約3時間かかります。
買い物・バギーライド体験
アーミッシュの手工芸品、瓶詰め、焼き菓子のお店など、約46店舗並んでいました。
バギーライドの体験もすることができ、観光客が多く賑わっていました。
上の写真は「Jam&Relish Kitchen」という店舗で、ジャムや蜂蜜などの、ローカルの瓶詰めが売っています。
初めてのバギー体験
今回、「AAA Buggy Rides」で、バギーライドの体験をさせてもらいました。
事前予約は不要で、1つのバギーに11人まで乗車することができます。
ホームページからクーポンをダウンロードすると、割引きがあります。
今回、35分コースで申し込みました。
車と一緒で右側通行
のどかな田園風景が広がり、とうもろこし畑、放牧されている牛や小馬を眺めながら、馬の足音とともに、ゆっくりと進んでいきました。
アーミッシュのバギーの運転手さんと会話をしながら、バギーライドの時間を過ごすことができました。
洗濯物が外に干してある
途中で寄ったお家から、女性の方がパンケーキとクッキーを売りに来てくれました。
温かなシナモン風味のパウンドケーキを買いましたが、とても温かく優しい味わいで、美味しかったです。
バギー運転手さんが教えてくれたこと
⚫︎ 車は所有は認めないが、乗り合わせることは例外として可能
⚫︎ 乾燥機を導入する家庭も出てきている
などが挙げられます。
アーミッシュの教育は?
8年間の学校教育で、高等教育はないそうです。
住民同士はペンシルベニアダッチ(ドイツ系の言語)を話しますが、教育の中で英語を学ぶので、英語で会話をすることができるそうです。
アーミッシュの職業は?
主に、農業、牧畜、観光業(レストラン、お土産屋など)、キルトなどの伝統工芸、建設業、学校の教師などだそうです。
アーミッシュキルトのお店
様々な幾何学模様の美しいデザインの「アーミッシュキルト」と呼ばれる工芸品が並んでいます。
人形には、顔がありませんが、これは偶像崇拝を禁止するためのようです。
アーミッシュスタイルのランチ
私達は、「Kitchen Kettle Village」から車で15分の「Katie’s kitchen」というところにいきました。
とても賑わっており、アーミッシュの店員さんが働いていました。
左の写真は「Old Fashioned Country Ham Steak」で、ハム&パイナップルソース、マッシュポテト、アップルソースのプレートです。
アップルソースとハムは非常に合っていて美味しく、マッシュポテトも温かく、優しい味わいで満足でした。
右の写真は「Shoofly Pie」といって、ランカスターで有名なペンシルベニアダッチ料理(デザート)です。
中に入っている黒いものは、黒蜜と黒砂糖でできており、自然な甘さで美味しかったです。
レシートに最後、メッセージも書いてくれました。
変わりつつある、現代文明との付き合い方
アーミッシュは厳格で現代技術は一切拒否しているわけではなく、現在は1つ1つ自分達のルールに照らし合わせて例外や許容範囲を決めているようです。
電話やパソコンなど、外との連絡には制限はありますが、その分、家族やコミュニティは密接に繋がっているんだと思いました。
私の買ったお土産
瓶詰めは、ミニサイズ6個を自由に選べて、約9ドルでした。左はローカルの蜂蜜です。
そのほかにも沢山の種類の瓶詰めがありましたが、試食もさせてもらえて、楽しかったです。
まとめ
以上、ペンシルベニア州ランカスターの「Kitchen Kettle Village」での、アーミッシュの日帰り観光の様子をお伝えしました。
アーミッシュの暮らしは、規律を守りつつ、現代文明に対しては、自分たちの価値基準を通して、1つ1つ吟味して、取り入れていっていることが印象的でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。